②鋳物教室型イベント

ものづくりマイスターによる鋳物教室

鋳物教室では、型制作~鋳造作業~仕上げ~塗装まで、鋳物制作におけるすべての工程が体験いただけます。

以下、過去に開催した鋳物教室の体験レポートをお届けします。鋳物制作に興味のある方、実際に制作を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

テーマ:「世界に一つだけのオリジナルアイテムの製作」
概要:発泡スチロールを使用した消失型鋳造の実施
期間:約3日間
講師:弊社在籍「ものづくりマイスター」ならびに「一級技能士」

スケジュール:
(1日目)デザイン・型の製作
(2日目)型込め・注湯(鋳造)
(3日目)仕上げ・塗装・まとめ

1日目 デザイン・型の製作

マイスターによるレクチャー
鋳物のもとになる型を制作
発泡スチロールの型が完成

1日目は、弊社講師(ものづくりマイスター・一級技能士)による鋳物制作の概要説明から始まります。

説明後は、参加者が各々考案したデザインをもとに発泡スチロールをカットするなど、鋳物の原型となる型制作の方法を学べます。

2日目 型込め・注湯

砂を入れて鋳型を制作
溶けたアルミを流し込む注湯作業
注湯後の看板と表札

2日目は、実際にアルミを溶かして鋳物を作る鋳造作業を行います。

はじめに、1日目で制作した発泡スチロールの型を、溶けたアルミ(溶湯)が漏れ出ないよう周囲をしっかりと砂で突き固めます。

続いて、固めた砂の型に溶かしたアルミを流し入れる「注湯作業」に移るのですが、溶けたアルミは温度が700℃以上あるので十分注意して流し入れなければなりません。
※注湯作業が難しい場合は、弊社スタッフにお任せください。

注湯から凝固するまでの過程で、発泡スチロールと溶けたアルミは置き換わります。

アルミが固まったら、砂から鋳物を取り出して2日目は終了です。

3日目 仕上げ・塗装・まとめ

余分な箇所を切断
外観を整える研磨作業
完成した看板と表札

3日目は、研磨や塗装といった最終工程に入ります。

注湯後の鋳物に見られる「湯道」や「バリ」といった不必要な箇所をカットし、綺麗な形へと整える必要があります。

形を整えるためには特殊な機械を使用しなければなりませんが、講師陣によるサポートがありますので、ご安心ください。

研磨作業終了後に、デザイン性を出すための塗装を行えば、オリジナル作品の完成です。

実際の作業風景はこちら

鋳物教室では、世界にひとつだけのオリジナル作品を作ることができます。

弊社では、参加された方に「初歩的な鋳物知識の習得」や「ものづくりへの興味」を目的に、安全性を第一とした鋳物体験を提供しております。

全体の作業に要する時間は合計で約3日間。

日中や、業務終了後の時間を活用したいといったご要望にもお応えいたします。

ご自分の考えたデザインをカタチにされたい方、鋳物作りを体験されたい方は、ぜひ弊社での鋳物作りをご検討ください。

弊社では、厚生労働省認定の資格の「一級鋳造技能士」と「ものづくりマイスター」が在籍しております。
体験型の鋳物教室をはじめ、講師としての出張も可能ですので鋳物作りでお困りの際は、ぜひご相談ください。